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平成8年11月6日建設常任委員会−11月06日

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  1. 港区議会 1996-11-06
    平成8年11月6日建設常任委員会−11月06日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成8年11月6日建設常任委員会−11月06日平成8年11月6日建設常任委員会  建設常任委員会記録(平成8年第28号) 平成8年11月6日(水) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室出席委員(10名)       委員長   きたしろ勝 彦       副委員長  北 村 利 明       委  員  藤 田 五 郎    林   健 司             藤 本   潔    滝 川 嶂 之             鈴 木 洋 一    井 筒 宣 弘             清 水 一 郎    植 木   満 〇欠席委員 な  し 〇出席説明員  助役(住宅対策室長事務取扱)        永 尾   昇
     都市環境部長(副参事(計画担当事務取扱) 本 村 千代三  参事(都市整備課長事務取扱)        武 田 愼 次  都市計画課長                井 伊 俊 夫  都市環境部副参事(調整担当)        菅 原 三 彌  地区整備担当課長              廣 井 誠一郎  建築課長                  山 田 憲 司   環境対策課長 宮 川   修  営繕課長                  久留宮 具 良  住宅課長                  田 中 隆 紀  住宅計画推進担当課長            榎 本 欣 三  土木部長                  戸 張 好 一   土木管理課長 齊 藤   潔  土木計画課長                平 賀   誠  都市計画事業担当課長            伊 藤   博  工事課長                  前 田   宏   土木課長   渡 邉   進 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 東京港港湾計画(第6次改訂)案について   (2) 東京都市計画下水道の変更について   (3) 都市計画法及び建築基準法の改正による新用途地域の決定に伴う地区計画等都市計画変更について     1)六本木・虎の門地区計画     2)田町駅東口地区開発地区計画     3)品川駅東口地区開発地区計画   (4) 土地の購入について(補助310号線港湾局用地)   (5) 土地の購入について(補助123号線中日新聞社用地)   (6) 大規模建築物建設計画等について  2 審議事項   (1) 請願7第8号 港南荘超高層建設計画の見直しに関する請願                             (7.6.22付託)   (2) 請願8第13号 新橋場外車券売場計画に関する請願   (3) 請願8第14号 「仮称」新橋競輪場外車券売場建設計画に関する請願   (4) 請願8第15号 赤坂八丁目共同住宅建設計画に関する請願   (5) 請願8第16号 セザール泉岳寺建築に関する請願   (6) 請願8第17号 白金台五丁目ソニービルに係る請願                           (以上8.3.26付託)   (7) 請願8第20号 新橋西口車券発売場建設計画に反対する請願   (8) 請願8第21号 生活道路を確保していただくための請願   (9) 請願8第22号 新橋西口車券発売場建設計画に反対する請願                           (以上8.6.27付託)   (10)請願8第24号 港区高輪四−六計画建物新築に関する請願   (11)請願8第25号 《仮称》三田5マンション建設に関わる請願                           (以上8.7.4付託)   (12)請願8第32号 新橋駅西口開発計画の推進に関する請願   (13)請願8第33号 新橋駅西口開発計画の推進に関する請願   (14)請願8第34号 新橋駅西口開発計画の推進に関する請願   (15)請願8第35号 新橋駅西口開発計画の推進に関する請願   (16)請願8第36号 サテライト新橋競輪場外車券売り場建設反対に関する請願                           (以上8.9.26付託)   (17)発案7第7号 建設行政の調査について                             (7.6.2付託)                   午後1時30分 開会 ○委員長(きたしろ勝彦君) ただいまから建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員滝川委員鈴木委員にお願いをいたします。  説明員の異動について報告をお願いいたします。 ○助役(永尾昇君) 本委員会におきます説明員の異動がございましたので報告させていただきます。11月1日をもちまして住宅対策室住宅課長となりました田中隆紀です。 ○都市環境部長(本村千代三君) 11月1日付をもちまして都市環境部参事計画担当事務取扱となりましたので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 以上です。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) 次に、請願の取り下げ願いについてを議題といたします。  お手元配付のように請願の取り下げ願い請願代表者より提出され、議長から送付されてまいりました。当委員会といたしましては審査を中止し、次回の委員会より日程に載せないことといたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(きたしろ勝彦君) では、そのように取い扱いさせていただきます。  請願8第17号「白金台五丁目ソニービルに係る請願」に対しては取り下げがありましたので、本日より日程には取り上げませんのでご了解をお願いいたします。  それでは、そのようにさせていただきます。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) それでは報告事項に入ります。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 報告事項(1)「東京港港湾計画(第6次改訂)案」につきまして10月28日にご説明をし、ご議論いただきましたけれども、その後10月31日に都区港湾問題連絡協議会が開催されておりますので、そのときの状況を口頭でご説明をさせていただきます。  説明に入る前に、この確認という意味での発言がございまして、2点ございまして、臨港地区の分区に関わる問題ということで9月に臨港地区内の分区における構築物に関する条例が交付をされたということでございますが、これについて事前に区に相談・報告・調整がないということで交付後初めて区のほうに連絡があったということで、こういったことについては今後は基礎的自治体ごとに事前に調整を十分にするべきではないかというご発言。それから、第6次改訂案に至る非常に短い時間でしかないということで、第5次改訂の際にはこの基本方針的なものについて都区港湾問題連絡協議会で議論をされてきたけれども、第6次改訂についてはそれがなされていないのは進め方として非常に不十分ではないかというふうなご指摘等々もありまして、それにつきましては港湾局長のほうから、やり方についてやはり問題といいますか反省すべき点もあったというようなやりとりがございました。  それから内容的な質疑といたしましては、台場の生活上の問題ということで自転車やバイクを乗せるような連絡船といったものの実現の可能性について、それから、ゆりかもめでいろいろ医療機関等に台場の住民の方が行かれるときにシルバーパスの利用ができるように検討してもらえないかというお話、それから台場への新たな交通、バス路線の早急な実現のお話というようなことで、あるいは駐車場の問題等々、台場に関わる問題が幾つか指摘をされ、議論されました。  それから、日の出ふ頭の再開発にあわせて定住性の高い住宅の確保をしっかりと位置づけておく必要があるというような話と、それから港湾の保健衛生に関わる問題として、外貿の関係で感染フイルス侵入対策についてどうなっているのかというような質問であるとか、あるいは防潮堤の対策が台場についてはどうなっているのかというふうな質問がございました。それから、水質浄化でみんなが楽しめるような水辺というかそういうものにしてほしい、あるいは台場に桜並み木藤並木等の植林が必要なんじゃないかというような意見、指摘がございました。  それから、竹芝地域臨港地区の分区の指定の問題に対する港湾局の基本的な考え方というようなことでのやりとりがございました。  それで、結果的にはそういった議論も踏まえまして今後港区としての意見を取りまとめていきたいということで、最後に座長である区長のほうからも、港区ということで文字どおり港湾の計画が港区の市街地まちづくりに大変重要な問題であるので都区の信頼関係を損ねないよう手続きを大切にして今後取り組まれたいということで指摘というかそういう発言がありまして、都区港湾問題連絡協議会は31日に終えております。こういった協議におきまして区としての意見を取りまとめをして東京都港湾局長に提出をしていきたいというふうに考えております。そういったことで10月31日は終えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 「東京港港湾計画(第6次改訂)案」について何かございますか。 ○副委員長(北村利明君) 今、理事者のほうから都区港湾問題連絡協議会の区側の委員からの主な発言が抜粋されて披露されたわけです。最終的には港湾局長も今後、協議会はこの間終わったにしても、いわゆる東京都の港湾審議会にかけるまでの間、やはり港区の意見については多様な形で反映させていきたいということかな、そういう趣旨の発言で締めくくりがついていたわけです。そこで、一つは、これは全委員に配られたんですか。前回の委員会で「東京港港湾計画(第6次改訂)案」の各課の意見回答についてということで、これは各課から第6次港湾計画に向けて、またそれに関連しての要望が集約されたものというふうに、これ、理解するわけです。私は、これはこれで区の理事者が議会並びに日々の行政活動を通して、いわゆる区民のより利便性に寄与するための、また港区での種々の環境、これを反映させるためのある程度要約された要求かなというふうに思うわけで、これらについては今までの議会側で出されたそれぞれの意見、さらには今後出される意見を踏まえて理事者のほうで港区の要望としてしっかりまとめて、それでまとめたものを、これはどっちかというと網羅したものというふうなものだからね。まとめたものをできれば定例会前、あるいは東京都に回答を出す直前の委員会にでもぜひ報告していただいて、いわゆる行政と議会の共通の要望という形でまとめていく方法があるのかなと思うんですけどもね。そうなると理事者のほうでは大体いつごろまで議会側の委員会での意見の開陳、さらには委員会外でのやはりそれぞれの議員ないしは会派の意見などを取りまとめる作業、その日程はどのぐらいの余裕があるのか、ちょっと最初にお聞きしたい。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 前回の10月28日にお出ししました提出した資料は、各課から出てきたものをそのまままとめたものでございますので、それで、協議会も終えまして議会のご論議もいただく中で第2回目の検討部会も開いておりまして、そういった中で文書の形に整理をいたしまして、それで11月の中旬ぐらいには港湾局長あてに文書という形で提出をしていきたいというふうにも考えておりますので、その中で議会でもご議論いただいております、港湾協議会でもいろいろ意見がございましたので、そういったこともプラスして応分な形で整理をしていきたいというふうに考えております。 ○副委員長(北村利明君) そうすると、定例会に入ってからの委員会ではちょっと無理な状況かなと。よって、できれば後から委員長のほうからお諮りになると思いますけれども、11日に幹事長会が開かれて、そこで12月定例会の議案の送付がされてくるわけです。それを受けて当委員会に関係のある議案の解説というか、そういうものを受けて委員会を開くんだと思いますね。11日以降20日までの間にね。その委員会に間に合うように各会派あるいは各委員、また、これからの当委員会での審議を通してやっぱり行政側が議会側の意見を補足するというか、そういうことにぜひ努めていただきたいなと思います。これは要望して、具体的にきょうの質問に入っていきたいというふうに思うわけですけれども。  一つは第6次港湾計画、いわゆる改訂案ですけれども、前回も交通・環境対策特別委員会で船で運河沿いを周り、なおかつ台場地域までずっと船を乗り出して、その中で共通して出てきているのは、ひところと比べると大分水がきれいになってきたなという意見が出た反面、やはり安心して水辺で遊ぶことができるような、いわゆる水質まで改善されたかなというのがかなり強い意見として出たわけです。それと同時に、この間の協議会の中でいわゆる水質の改善についての意見が出されてきたわけで、よって港湾局のほうではいわゆる、特に生活基盤と密接している運河並びに台場の湾内というかな、湾内と言ってはおかしいけど、いわゆる今ウィンドサーフィンがやられているところ。この辺のやはり水質浄化に努めていく必要があるんじゃないかと。特に東京湾全体の内容だと大体非常に潮流が遅くて、大体1カ月ないし2カ月かからなければ東京湾の水は一回りしないというふうに言われているわけで、そこまできれいにするというのはこれは日本的な規模で考えないといけないんで、これはぜひ港湾局でも国規模での要望をまとめるように要請していただきたい、水質保全の関係。  もう一つ具体的に港湾局で出ているのは、一つは内陸部の運河の浄化の問題なんですね。これはご承知のようにかつてメタンガスがわいて、運河沿いの置いてある洗濯機あるいは10円銅貨なんかは大体1日ないし2日おくと黒くくすんできちゃうというようなところまで汚れたわけ。そのときに田中角栄の列島改造論なるものが一つのはやりになってて、それで運河を埋めてそこに駐車場とか住宅とかをこの辺につくったらどうかという意見、少数意見として、せっかくある水辺なんだから水質をきれいにして水辺で親しめる運河として再生させていく必要があるんじゃないかということで当時、当議会でもいろいろ意見が闘わされ、都議会段階でも一定の論議がされた。そういう経過の中でいわゆる少数意見が勝って、今では内陸部の運河でもハゼやボラやアナゴの幼魚が発生するような、またカニが石垣にはい登ってくるようなところまで改善されてきている。しかし、最近、かなり毒性の強い水が運河に流されるとか、あるいは古い構造のビルだと思うんですけれども、そこから生下水がそのまま運河にたれ流される。大体年平均で6回ぐらい香取橋周辺には、一番芝浦では人口が集中しているところですけれども、生のふんが枯れ葉のように運河を埋め尽くして排出されているわけですよ。大体2カ月に1回ぐらいあるわけです。それも夜遅いときとか、あるいは雨が大量に降ったときとか、あんまり人が出てないときかな、それ。どこでやっているかわからない。その原因は、やはり港湾局だけの仕事じゃないにしても水面管理者としてもそれの排出口をしっかり確定して、そういう生を運河に排出させないような手だてを講じさせるということに努めていただきたいという点が一つ。同時に、その生は水に溶けても流れない。大体、運河に堆積していくわけですね。浮いているときは漂っているけど、だんだん沈んでいっちゃうとそうなっちゃう。よって第6次港湾改訂計画の中では明確にされてないけれども、運河のしゅんせつ計画、これを計画的に定めて、それで港区と協議の上になりますけれども、区民にも知らせて事業のしっかりした着工ができるよう港湾局に2点目として出していただきたいという点。  それとあと3点目としては、これは環境のセクションから出されているかなとは思うんですけれども、レインボーブリッジがかけられるときに、いわゆるかつて台場でサギの繁殖地としてあった。港区議会でも台場に船で渡りましてサギの殖生する状況、これをずっと調査し、ビデオや写真にも記録した。当然、これ、環境課のほうで保管していると思いますけれどもね。ところがレインボーブリッジが通ってから、サギはほとんど帰ってこなくなった。帰ってきたのはカラス。これはね、カラスをサギと言いくるめなんていうやつもあるかわからないけど、これはとんでもない話で。やはり当時約束したように、後の環境結果を東京都のほうに公表するように東京都に求めていただきたい。それに沿って、いわゆる水辺を核にして殖生している魚類、鳥類、これを豊かにして、豊かな環境の回復を図っていくということが必要じゃないかと思うんですね。当時レインボーブリッジで、騒音とか夜間の照明などで烏があそこで子育てをするというのは難しいんじゃないかと。いや、そんなことはありませんと。50メートル以上離れているし、環境にすぐ慣れてもとに戻ってきますよなんて荒っぽいことを当時の東京都側は発言していたわけだけれども、そういう戻ってきていない状況をしっかり後アセスで確認して、当時の責任者に対してですね。これは今ゆりかもめの社長に座っているけれども、今度も700万円近くため込んだ金を返さなきゃいけないような人だからね、そういう対象になったようだけれども。そういうのは社会的な問題としてもね、環境を回復させる手だてを最大限講じるように、3点目は港湾局に求めていただきたいということです。  4点目はいわゆる大気汚染の関係なんですけれども、レインボーブリッジができただけで今の海岸一丁目、二丁目、三丁目、それと芝浦の一丁目と二丁目の都道、それと港南のいわゆる天王洲からの旧海岸通りね。これらは大変な交通渋滞に今見舞われているわけです。その上、今回の第6次改訂で港湾機能いろいろ調整が行われると今以上にね、今私が指摘した道路については車の集中、それも大型自動車の集中が予測されるわけです。この間は港湾局のほうは、湾岸道路が開通すれば東京湾の沖合のほうの道路を通って内陸部の交通は緩和されるんじゃないかなと乱暴なことを言っているけれども、埼玉へ行くのに湾岸道路を通る車なんていうのはまずないんだよ。厚木に行くのに湾岸道路を通っていくのなんか、まずないと思う、遠回りしてわざわざね。どうしても内陸部の直線コースを使いますよ。なぜ私が厚木、埼玉と言ったかというと、かつての港湾地域にあった倉庫の物流関係が、いわゆる埼玉とか厚木のほうにずらっと分散していっちゃってね。いわゆる東北自動車道となり、東名を利用しやすいようなところに拠点を移しているわけ。そこまで利用するのはみんな車なんですよ。よって、車の総利用の規制と同時にいわゆる港湾関連車両のいわゆる規制、ルート規制というかね。これは業界も第6次改訂計画の中には委員として出てきていますからね。その人たちにとっても必要な手だてかなと思いますのでね。いわゆる動線規制を求めていただきたいという点が4点目。  あと、5点目、6点目、7点目あるようですけれども、一呼吸置いて、皆さんがもし質問がないようだったら続けてやりたいと思います。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 以上の点に関してどうですか。いいですか。  じゃあ、続けていただいていいですね。             (「続けてやってください」と呼ぶ者あり) ○委員長(きたしろ勝彦君) ほかにございませんか。 ○副委員長(北村利明君) どうも反論がないとすべて意見が港区の意見に、議会の意見になっていっちゃうんでね。  今回のいわゆる6次改訂計画の何といっても大きな目玉は、やはり中央防波堤、それと接する新海面の埋立、それに伴う事業計画というのが一つの目玉というふうに私、読んだわけです。それできのうあたりの、最近は報道されないときのほうが珍しいんだけれども、いわゆる臨海部をめぐっての種々様々な報道がなされているね。いわゆる行政にとってプラスの報道よりマイナスの報道が多いわけ。この間もびっくりしたんだけれども、何とかというビルに入っている、そこに通ってくる労働者のために、勤労者のために東京都が無料のバスを配車するという報道がなされていた。これは2日付か3日付かの新聞だけどもね。ところが、実際生活している区民がレインボーブリッジを渡るのに300円も通行料を取られる。せっかくレインボーブリッジまで行っているバスを台場まで延長してくれないかという要求に対しては、非常に冷たい対応しか東京都はしていないわけ。いわゆる税金を納めている住民には。ところが、税金を納めていない企業には至れり尽くせりのそういう手だてをするということは、だれのための東京都は行政をやっているのかということをしっかり指摘した上で、いわゆる台場地域へのいわゆるバス路線の延長も含めた確保方をね。特に行政のほうでは同じ規模の大きさ、活字の太さで書いているけれども、特にゴシックにしてその部分は東京都に要望していただきたいという点が一つ。  それと2点目は、今の中央防波堤並びに新海面埋立の中でのいわゆる下水、それと電力、この公共施設、準公共施設が言われているわけです。しかし、下水の場合は公営企業法に基づく運営をしているけれども、いわゆる通常で言う営利企業ではないですね。ところが、電力の場合はいわゆる営利企業そのものですよ、今。そこにいわゆる都区港湾協議会に諮る前の、あれは運輸省に対して出した、いわゆる埋立法に基づくことだから建設省、埋立法に基づく許可届けの中では、いわゆる埋立に関わる原価計算をして、その原価を割り込む形で東京電力には平米当たり5万4,000円から6万円、平米じゃない坪当たりか、の分譲価格を既に設定している、2年前に。やっぱり都民の税金で行う仕事ですから、いわゆる原価を割った形でやはり1民間企業に、たとえ電力供給という事業があるにしても払い下げしてしまうということに対しては港区としてしっかりした意見を持っていただきたい。それで、そこに進出してくるならば今の東雲の変電所跡、それは要らなくなるわけだ。その跡についてはいわゆる等価になるか等面積になるかは別にして、いわゆる広く都民が活用できる施設としての開発に携わっていただきたいということは強く言ってもらいたい。東京電力事業計画だって新海面にできる電力供給施設に移転すると。移転後の跡地ね、は自分たちの企業活動の一環として再開発を予定しているようだけれども、そういう再開発じゃなく、やっぱり広く都民が活用できるような施設としての整備、これがやはり一つの要件になるのかなと思いますのでね。これも都議会の場でもやると思いますけれども、せっかくこの機会を与えられた当議会としても、その辺の意見はしっかり述べていただきたいという点です。  そのほかですね、日の出桟橋の事業化に当たっての住宅の建設の問題とか等々いろいろありますけれども、これは区がまとめた中に述べられているので重ねることはいたしません。ただ、この間も都区港湾協議会の中で触れられたんだけれども、この竹芝桟橋の中に、いわゆる竹芝の臨港地区の中に周りが商港区の分区指定を受けていながら分区指定をしていない地域がある。周りが全て商港区の指定を受けているのにね。これは一つはアジュール竹芝であり、一つはコンチネンタル何だっけ、ホテルが建った。ホテルは本来商港区には建たない。しかし、ドーナツ状に真ん中を空白にして、そこにホテルだけ建てさせるという、そういう行為を第三セクターに東京都がやらせて、それでホテルを建設してホテルを貸すという形ね。言うなれば、これは東京都自身がいわゆる法の抜け穴をみずからつくって、みずからつくった条例で今あるにかかわらずみずから抜け穴をつくって、それを本来の商港区の指定になじまない分区未指定をして、それでホテル業者の利潤にいわゆる港湾地域を提供するというような理不尽なことをやっているわけですね。これについては先の港湾協議会の中でも委員のほうから発言がされていましたけれども、いわゆる今後の分区指定については十分港区の意見も踏まえ東京都がみずからそういう違法行為、違法というか脱法行為を行うことがないよう厳重な、区外の場合は注意というのかな、注意じゃないね、何か港区としての警告というか意見を東京都にはしっかり述べておいていただきたい、それも要望です。  大体そういうことで、自然の環境の問題、同時に利便性の問題、さらには港湾機能のしっかりした確保、それとそれにそぐわない施設の建設を東京都そのものが行うようなことがないようにということを含めて要望に加えていただきたいということ。  もう少し時間大丈夫ですか。じゃ、その他の意見もあるでしょうから、私はそろそろ中断いたします。 ○委員長(きたしろ勝彦君) よろしゅうございますか。ほかにございますか。 ○副委員長(北村利明君) 反論かあるかどうか聞いて。なかったらそのまま委員会の意見になるから。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 今の意見、そのまま委員会の意見としてなるという意見ですけれども、いかがいたしますか。 ○副委員長(北村利明君) 暗黙の了解。       (「それはないんじゃないの、1委員の意見なんだから」と呼ぶ者あり) ○副委員長(北村利明君) 1委員の意見でも、委員長ね、他から意見がない場合は、単なる演説会の場所じゃないんだから、ここは。よって反論があるならばね。 ○委員(藤本潔君) 委員会の了承を得たならばそういうような論も立つけれども、あくまでも今のは副委員長の1意見であってね、委員会の意見として理事者側に要請するならもう1回諮ってください。
    ○委員長(きたしろ勝彦君) それでは、今藤本委員からのご意見のように、副委員長からの意見が委員会として了承されるということに賛成の方は……。 ○委員(井筒宣弘君) ちょっと待って。ちょっと1件だけ言わせて。副委員長の中で一つだけ気になったんですけど、今、古川でハゼが釣れるんですよ、天現寺のところで。それも20センチぐらいの大きさのハゼ。これはすごいことなんですよね。それもゴカイじゃないと釣れなくて、ゴカイ1パック1,000円で大変なんですけれどもね。それはともかくとして、その生の話が出ましたよね。それだけは徹底的にもっと追及してほしいなと思いますよね。やはり、そこのところだけちょっと徹底的にやってほしいなという意見が僕はあります。  その辺のことはどこか掌握しているんですか。 ○副委員長(北村利明君) 土木か環境どっちかで。区民も通報しているから、電話で。 ○委員(井筒宣弘君) じゃ、すみませんけど徹底的な追及して、悪いけど。今わかる。だから、徹底的に追及するという姿勢だけ見せてくださいよ。 ○土木計画課長(平賀誠君) 今のほうの整備については私どもも港湾局とはお話し合いをさせていただいていますけれども、今の下水の放流口は確かに委員ご指摘のように数多くあります。その中でわかる範囲で調べさせていただきまして、今回の港湾計画のほうの中に補完したほうがいいのか、それとも東京都のそういう下水道整備の方に行ったほうがいいか、その辺ちょっと私どももわからない点がありますので、いずれにしても調べまして、どちらの所管にするべきなのか、その辺も調べまして実施してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員(藤本潔君) うちの幹事長も連絡協議会では意見開陳をしたらしいんですけれども、その中で副委員長からかなり厳しい指摘があって、いわゆる商港区の分区指定の空白の問題。これを東京都の理事者に聞いたところ、かなり東京都のほうから確信を持った、何かどこでもそういう指定ができるような答弁があったというような、その辺がいわゆる都のいわゆる既定の方針なのか、そうであるならばあえて区が反対の意見を言ってもどうなのかなという思いもあるし、そんな簡単にいわゆる空白指定というのができるのかどうか、その辺確認をしてみたいなと僕は。その辺どういう理解なんでしょう。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 協議会のやりとりは今速記に出しておりまして正式なものはないんですけれども、その指摘があったときに港営部長のほうから、臨港地区内の都市的利用についてということで、臨港地区は効率的な港湾の管理・運営を図るために港湾機能の維持増進を目的で指定をしていると。実行性を確保するため分区を指定して、その地域に合った規制をかけるということで、そういう仕組みだということです。ただ、長い時間がたちますと港湾機能というよりも現実の都市的利用を勘案して臨港地区を外す、あるいは分区指定を外すというようなことがあり得るんであるというようなことが説明としてはありました。根拠としては、平成4年に建設省と運輸省が協議をしてレベル通達というものを出して、それで、それぞれの港湾の性格に応じて4段階にいろいろ分けまして、それで、極めて都市的な利用が強くて将来的にも港湾機能はなくなるという地域を臨港地区から外すということについてはそういう考え方で外したというような説明が港湾局のほうからはありました。そういう意味で臨海副都心、例えば台場なんかはもともとは臨港地区の分区指定があったわけですけれども、そういったものを外す。あるいは港区ですと港南五丁目の清掃工場を分区指定から外す、そういう必要があるものについてそういうことをするということだという説明をされました。 ○委員(藤本潔君) というような答弁があったらしいんですけれども、今ずっと副委員長の提案を聞いていて確かに大いに賛成できる部分もあるわけ。渡船のことなんかうちの会派でも質問したし。もし、でき得るならば、提案ですなんですけど、副委員長、箇条書きにしていただいて、それを各会派いろいろ思いがあると思うんで、了解をとって調整して理事者のほうに投げるというような形をとってもらえば私も建設常任委員会の1員として責任ある態度が取れると思うんですけどね。ばっと聞いて、若干ちょっと聞いてなかった部分も正直言ってあるんで、もう1回確認したいということですけど。 ○副委員長(北村利明君) 部分的に耳に残って、それで部分的に残っている部分では賛同できる部分も大いにあると。しかし、部分的に残っていない部分についてはねという非常に正直な話が今あったんで、できれば書記さんのほうにちょっと早いところ依頼して、今の意見部分だけね、意見部分というか要望部分だけ速記を起こしていただいて、その速記で判断していただきたいなと思うんですよ。これね、私が一番強い抵抗を受けるのは1カ所だけあると思うんです。いわゆる東電の供給施設。いわゆる住民を大事にするか、企業を大事にするかで政治姿勢が今分かれているんで、その辺は一つの踏み絵的に私、正直言って発言しているんですよ。これによって大体、次の選挙の勝負が決まってくるんじゃないかという部分なんでね、その部分は正直言って、あとは大体今までの委員会で言われていた内容なんですね。分区指定の問題もちょっといろいろありましてね。これは藤本委員も記憶にあると思うんだけども、最初、アジュールを建て始めたときに、あそこはまだ商港区だった。その商港区に建てちゃならないものを東京都が工事を始めちゃったわけだ。みずからが法を犯し、みずからの建築確認を犯す。通知をしてみずからが許可して、それで始めちゃったわけ。これが社会問題になりましてね。それでやむを得ず工事を中断して、中じゃやっていたようですけれども、運輸省と建設省、それと東京都の港湾局で調整して、それで政治の産物としてこのアジュール竹芝を商港区から外すというふうになっていったんですね。それの大型が今度、近隣しているところにコンチネンタルということで分区を外して巨大なホテルが建つというふうな違法行為、当時は違法行為をやったわけだね。そういうことを繰り返すなということなんですよ。ただ下水の処理施設とか清掃工場とか、そういうものは当然都市計画事業で都市計画審議会で論議対象の施設ですから、そういうものはそこで決まれば。言うなれば都市計画法が上位なんだから上位で決まったものは下が法律なり条例なり規則を整備していくということは事務的に進められる内容なんでね。それとはちょっと性格が違うというだけは藤本委員、理解していただきたいと思う、分区の関係ではね。東京電力の関係はね、いろいろ意見が分かれるところかなと思います。  ちょっと、委員長のほうから速記録を起こしていただいて。次回までね。それで、微妙な背景がありますからね、要求の。背景を補足する分には補足していただいて結構だと思います。そういうことでちょっと調整するのも一つの手かなと思います。それで全部の了解がついたもの委員会の総意という形にしていくということでいいですね。 ○委員(植木満君) ただいま副委員長からいろいろ意見の開陳がされまして、その中で大いに耳を傾けるような意見も数多く出されました。しかし、といって、今、副委員長が発言したことを即、これは建設常任委員会の一致した意見であるということにしてしまうということは、これは早計である。したがって私は、先ほど藤本委員も述べたように副委員長の発言の要旨を箇条書きにして、それを一々検討をして、そして皆さんのサインを得たものについては十分審議の場で港区の立場から主張をしてもらいたいという一つの段階を経たほうがいいんではなかろうかと。それが逆に言うと、北村委員の発言の要旨を徹底することになるんではなかろうかと思いますのでね、箇条書きにして、なお委員会として検討するということがベストではなかろうかと思います。 ○委員長(きたしろ勝彦君) それでは、今、藤本委員と植木委員からお話がございましたように副委員長からの発言の要旨をまとめて、箇条書きといいますか、そういう形でまとめさせていただいて、そして各委員さん、各会派さんとご相談の上、調整をした上で各会派賛同した意見については委員会として要望をするということでまとめさせていただいてよろしゅうございますか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(きたしろ勝彦君) ではそのようにさせていただきますので、書記さんには申しわけないけれども、その辺のところ時間的なものもあるので、できるだけ早く調製をしてください。  じゃ、そういうことでよろしゅうございますか。  それでは、報告事項(1)「東京港港湾計画(第6次改訂)案」について報告を終わります。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) 次、(2)「東京都市計画下水道の変更について」、報告を求めます。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 報告事項(2)「東京都市計画下水道の変更について」ご説明をさせていただきます。  資料の確認だけ先にさせていただきまして、ご説明をいたします。  資料No.2というのが東京都知事から港区長あてにまいりました公文の写しでございまして、「東京都市計画下水道東京都公共下水道の変更について」ということで、12月5日が回答期限ということできております。  資料No.2−2が下水道の計画書、「東京都市計画下水道」で非常に分厚いものでございまして、そのうち芝浦処理区、当区港区に関わりのありますものにつきましてコピーをさせていただきまして、それを抜粋という形で資料No.2−2ということで、1ページから11ページまでがこの抜粋の部分でございます。今回の下水道の都市計画変更につきましては全部で4点ございまして、そのうちの1つが港区に関わる部分でございます。  11ページにございますように、理由といたしましては「汚水及び雨水の排除計画の見直しにより第二岩淵幹線、第二矢口幹線、谷川雨水幹線の変更を行う」、それ以下が港区関係でございますけれども、「芝浦処理場において高度処理施設用地を追加し、早期に公共用水域の保全を図るものである」ということでございます。  12ページ以降が新旧対照表でございまして、先ほどご説明いたしましたようにほかの区に関わる変更もございますが、港区分といたしましては15と書いたところでございまして、処理施設の芝浦処理区芝浦処理場の用地の追加ということでございまして、7,500平米程度用地を追加するということで、20万7,700平米あった芝浦処理場が21万5,200平米ということで追加がされているということでございます。  その次が一般図でございます。それで、今そちらのほうに大きな図面がございますが、今指しておりますところがご案内の芝浦処理場でございまして、その下の一般図にオレンジ色で表示をしたところが今回新たに芝浦処理場の都市計画施設内に転入というか区域が拡大をするということでございます。  それで、その拡大する部分で何をやるかというところでございまして、それが芝浦処理場の現況図につきまして最後のところに芝浦処理場将来計画図ということをお手元にお配りさせていただいておりますけれども、水処理施設の真ん中のほうにオレンジ色でついておりますけれども、高度処理施設用地ということで用地買収をして、将来の下水処理場の高度化に充てるという計画であるということでございます。  それで、この件につきましては今後、11月8日から公告・縦覧が始まっていきます。11月8日から11月22日までということで都市計画法17条の公告・縦覧が始まりまして、定例会中になる可能性が高くて大変恐縮でございますけれども、11月28日に都市計画審議会でご議論をいただきまして、ここで12月5日までの意見照会ということで区としての考え方を取りまとめるというようなことでございます。  あと、封筒の中には計画図、一般図等のものが入ってございますのでよろしくお願いしたいと思います。  といったことでご意見をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 説明は終わりました。ご質問がありましたらどうぞ。 ○委員(藤田五郎君) 今、説明を受けたんですけども、ちょっと専門的なことなんで、ちょっと全然わからないんですけど。一つは合流式と分流式というものの違いというのをちょっと説明してくれませんか。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 合流式と分流式というのは、分流というのは雨水と汚水をそれぞれ別の管渠で処理場が処理をする管渠の施設を持つものが分流式。それから合流式というのは、それが1つの管で処理場のほうに流れていくのを合流式ということでございまして、港区内ではほとんど、台場とそれから海岸のほう210ヘクタールぐらいが分流、大部分が合流式ということになっております。その合流式の下水道も今、改善事業に着手しているというところでございます。 ○委員(藤田五郎君) 区内は大部分が合流式ということですけれども、合流ということになりますと雨水と下水ですか、これが同時に流されていくわけですけれども、問題といったものは今までに起こってないんでしょうか。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 合流といいますと雨水、汚水を同一の管渠で廃棄する下水道ということでございまして、晴天時には下水が終末処理場によこされるということでございますけれども、雨が降ったりしたときには一定量を超えた下水が河川や海に排除されていくということで合流式下水道の宿命ということで、一定規模以上の雨が降雨時に汚濁物質を含んだ下水が公共用水域から放流してしまうということで、特に閉鎖性水域では問題があるということを聞いております。  それで、降雨時に雨天時下水の一部を処理場に導く処理をして公共用水域の汚濁負荷量を分流式の下水道に近づけていくという、そういう改善事業に現在下水道局が一生懸命取り組んでいるというところだということでございます。 ○委員(藤田五郎君) 下水道局が改善に努めているという答弁ですけれども、港区内ではどの辺までやっているとかそういう、これからやるとか、その辺ちょっと事情はどうなんですか。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 港区内には管渠というものが現在14幹線走っておりまして、それにさらに老朽化した管渠の補充、あるいは今言いましたような合流改善ということで現在施工中の幹線が全部で8幹線ありまして、そういう中で合流改善事業に取り組んでいるというふうに聞いております。  それで、その中身といたしましては、目標は雨天時に下水を集めて処理場に導く量を晴天時の汚水量の3倍までは導けるようにするのを目標とする。現在は2倍までになっているというふうなことだそうでございまして、先ほど言いましたような4つの幹線の工事、これはかなり長くかかるものからいろいろあるようでございますけれども、そういう中で最終的には合流改善で3倍までは、今の汚濁物質を含んだ下水が放流されることがないようにしていくという改善計画だということだそうでございます。 ○委員(藤田五郎君) そうすると、ゆくゆ○都市計画課長井伊俊夫君) 説明がまずくて申しわけないですが、合流式になっている下水を分流式に市街地を新たに変えるというのはなかなかいろいろ難しいようでございまして、合流改善事業ということで、事実上公共用水域の汚濁負荷を分流式と同等程度に改善するということで、したがって合流式の管渠、太い管渠を置いたり貯留施設をそろえたりということで、雨が降ったときでも下水の汚濁負荷の高いものが公共用水域に放流されないような改善事業をするという中身だということでございます。  それで、いろいろな幹線が今工事中でございまして、例えば平成8年度には芝浦幹線が完成予定であるとか平成9年度には竹芝幹線が完成予定だとか平成10年度には汐留であるとか第二品川とか大きな幹線が完成する予定だそうでございまして、聞いている話ではこの平成11年度になりますと現在施工しているものについてはかなりの部分が、下水道局からの予定では完成しているというふうに聞いているところでございます。 ○委員(藤田五郎君) 2つ目の質問なんですけれども、高度処理施設ということがございますけれども、私まだ全然見たことがないんですけれども、どのようなことをやってらっしゃるかおわかりでしょうか。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 下水の処理は一次処理、二次処理というものに続いて高度処理ということがあるというふうに聞いてございまして、二次処理で除去できないものを高度処理で除去する、それがつまり窒素だとかリンとか、そういったものを除去するのであるということで聞いてございます。  それと方式は、これは施設の大きさだとかいろいろな条件の中でいろんなやり方があるということだそうでございまして、現在、東京都の下水道局では落合処理場と有明の臨海処理場が高度処理ということをやっているということだそうでございます。  それで、臨海の処理場は処理方式として嫌気無酸素好気法というものと生物膜ろ過を組み合わせた処理方式ということで聞いております。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 高度処理というのは、先ほど言いましたような窒素とかリンとか、そういうものを除去する処理方式であるということで、方法としてはろ過、砂ろ過であるとかいろいろあるそうでございます。それであるとか吸着ということで、活性炭とかイオン交換とか、そういったものである。あるいは生物学的脱窒素ということで、生物学的な要素で窒素を取り除くということではないかと。これは生物学的脱リン等ということでリンを取り除くということではないかというふうに思われます。  それで、さっき言いました落合でやっている嫌気好気云々というのは、微生物がリンを嫌気状態で放出をし、好気状態で過剰に取り込むという、そういう性格があるものを利用した方法であるということでございます。 ○委員(藤田五郎君) 専門的な用語が次々出てきたんでちょっと……。実際には、この下水道問題は11月8日に公告されて22日まで縦覧ということですね。それまでに、できたらこの高度処理施設、2カ所ございますね、東京都に。その資料でもいただきたいんですよね。できれば見に行きたいわけですけれども、少なくともその資料だけでも取り寄せていただけないかと、これはお願いです。  それと、3番目に用地が大きくなるというか広がるわけなんですけれども、芝浦処理場ですね。20万7,700平米から21万5,200平米と。これは、結局広がった部分というのはこれまではどのような状態でしたんでしょう。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 広がった部分はこれまでは民間の土地でございまして、それを下水道局が高度処理施設用地の一部として取得をしたということでございます。 ○委員長(きたしろ勝彦君) ほか、ございますか。 ○委員(林健司君) 下水道と聞くと、ちょっとにおいのほうが気になるんですけど、においのほうは別段何か問題らしきのものはないんでしょうか。 ○都市計画課長井伊俊夫君) この高度処理施設の用地が増えることによって、においの問題が出るということはないんじゃないかと思いますけれども、ただ、従来からの処理施設でございますので、当然そういう中ではいろいろな環境上の問題というのがございますので、そういったことについては下水道局で改善に取り組んでいくということだというふうに思います。 ○委員(井筒宣弘君) いただいた資料の中の抜粋で一番最後に芝浦処理場将来計画図とございますね。これは土木になるのかな。右側の水処理施設の上にはテニスコートですとかゲートボールの施設がありますね。そして、この港区議会でも私どもが入る以前何十年も前から、この水処理施設の上に関しては何らかの形で運動場ないし野球の広場とかという話があったかに覚えているんですが、将来計画図の中にそれは載りますか載りませんか。 ○土木計画課長(平賀誠君) 委員ご指摘のとおり、この図面では全体が水処理施設というふうになっていますのでわからないんですが、ABCDというのが昭和50年代に定めた計画になってまして、それのD面がまだ開放になっていない。これは運動施設になるもので、約3万2,000平方メートルのものが基本計画でも定めておるものでございます。  これにつきましては議会でも再三強い要望をいただいた上で下水道局と協議しておりますけれども、今回のこの高度処理計画の中ではまだD面といいますか、水処理施設としてされています、この真ん中の辺になりますけれども、これについてはまだ計画上ここまで位置付けられてないということが言われています。私どもとしては早くこの高度処理計画を作り、上部開放ができるようにお願いをしているわけでござますけれども、内部の放流、運河の内部にたまった水を台風とか高潮時に水門をしめてしまうと、そうすると水位が上がるのでそれを外に放流するものをまずつくらないとその整備がきかないんだという話で。先ほど都市計画課長のお話しした現在施工中の放流施設というのがまだできてないんだそうで、おおむね平成10年ごろにその放流施設を着工して、完成はいつかという話をお聞きしているわけですけど、なかなか財源の問題もはっきりしないということで平成14年ごろでないというふうな話を聞いているところで、まだ正直なところ、私どもお願いしているわけでございますが、D面の計画上に下水道局はまだ位置付けがされていないというのが実態でございます。この上部の具体化ができるようにお願いをしているところでございます。 ○副委員長(北村利明君) 今、芝浦処理場に放流施設はないの。放流施設がないんですか。放流施設ができてないからできないなんて、そんなばかなことはない。 ○土木計画課長(平賀誠君) 説明が不十分で申しわけありません。処理場から運河に放流している施設はあるわけなんですけれども、港湾局で言う、海側に堤防というか水門とか護岸ができているわけですけれども、台風時に水門をしめてしまう。その水門をしめたときに、しめたうちに内水位側が運河、要するに芝浦港南地域の運河の水位が上がると。それと、下水から放流される水位も相当になるということで港湾局と下水道局が協議されていまして、下水を護岸の外の東京湾へ直接出すような施設をつくりなさいということになっているんだそうでございます。外に出す施設はまだできてないんで、それをまずやらないとそれはできない。 ○副委員長(北村利明君) いわゆる運河の外水域に施設がないと。それとこの改良工事、どう関連があるの。何言ってるの。そういうことで、はい、そうですかって帰ってきちゃうから14年になっちゃうんだよ。田中さんはわかるよね。だから、まだ職員になりたてだった方、私は議員になりたてだったころのね。ちょうど50年ごろ、田中さんである田中さんね。下水道局から当時、企画でこのABCD面の上部開放ということで合意が結ばれてるんですよ。そのときの計画はいつだったですか。当然土木にも引き継がれていると思う。そのときにいわゆる外水面に放流施設ができなければ今のD面の下の基礎、これの改良ができないなんてことは一言もない。物理的もそんなの関係ないんだよ。それを関連付けたなんてことにしちゃうと、本当に下水道局になめられっぱなしになるよ。適当な説明をしたら区の理事者は、はい、そうですかと飲み込んで議会に報告する。あれは港区の理事者のレベルの低さの問題で、せせら笑っているよ。今の答弁取り消して。ちょっとまずいですよ、今のやつ。  もし、そういうことを下水道局が説明するんだったらば、私、委員会のまとめとして下水道局にそういうことで遅れているのかということで抗議に行きますよ。その辺正確にね。つかんでないんだったら正確につかんだ上で答弁するとか、もし、そのとおりの説明だったらば、みずから吟味して、しっかり正すべきもの正していったほうがいいんじゃないですか、東京都に。その辺どうなんですか。思いつきの発言ですか、今。 ○土木計画課長(平賀誠君) 今回の計画が示されたときに都市計画と相談させていただきまして説明を受けたときの私の理解でお話ししたわけでございますけれども、私の聞き間違いもあるかもしれませんので、委員ご指摘の上部の計画化と放流区の関係につきましては再度確認をいたしまして後ほど話をさせていただければと思います。 ○副委員長(北村利明君) それの方が、正確でいいと思うんですよ。多分ね、途中、かなり集中してコーンと次の内容に入ってくるとき、前のやつと連動した話かと思って錯覚を起こしがち、人間っていうのは。ちょっと吟味すればわかる話なんだよ、今の話ではね。これはぜひ確かめた上で正確に井筒さんの質問に答えていただきたい。我々もそう思い込んじゃうもの、そうなると。違う内容は後からあなた自身が検討したほうがいいと思う。  そこで、いわゆる処理場の上部公園化がおくれている原因は下水道の財政的な問題、と同時に途中で、あの問題は3年前か4年前でしたか、21世紀を考える何とかというのが出ましたね。それじゃないんですか。いずれにあるんですか、原因は。  それで当初の計画では何年になっている。もうとっくに完成してなきゃいけない年度なんだよ。それもまだ答弁なし。約束した人間いなくなっちゃうよ。 ○土木計画課長(平賀誠君) 水処理センターの上部開放につきましては、年次から申しますとA面とB面が最初に55年4月にできております。C面というのが今できた、海側のほうにテニスコートなんかになっているところが、これは63年4月にできたところなんですが、D面については計画ができていない。 ○副委員長(北村利明君) 年次計画まで入ったのが委員会に示されているんだから。  私は、なぜこれをしつこく言うかというと、何もあなたを困らせるために言っているわけじゃないの。いわゆる東京都と港区で合意に達して、それでD面の工事の完成予定も昭和63年か64年ごろだったと思う。そういうところまでちゃんと合意に達しているんですよ。それで当時50年代に、63年というのは随分長い工事だなと。だけど、金がかかる仕事だからそのぐらいの余裕も必要かなと思ったら、今度、平成14年。あなただったかな、あなたの部署だったと思うんだけども、21世紀の何とかというのが出たときに東京都に抗議に行ってるでしょう。行ってるんだよ。それで、いわゆる21世紀に関わらず、いわゆる区と約束した内容についてはしっかり実行しますという返事がなされたと。あくまでも21世紀何とかというのは審議会の一つの意見であって具体化された計画じゃないんだという趣旨の報告が当委員会にもされてますよ。東京都が押し切ってきたにしても、少なくともそれが一つの歯止めだと思っているわけ、私は。ところが、今のあなたの答弁はその歯止めすらとっぱらっちゃっている。これはよくないと思う。東京都に出向いたという報告まで受けているわけだから、21世紀の問題を受けて。だからその辺はしっかり、やはり事務引き継ぎの段階で、議会に報告したような内容、こういうのはしっかり後任者にも引き継いでいくと。  ちょっと見渡すと当時関係していた企画の人とかいろんな人がぽつぽつといますよ、この委員会にもまだね。ところが、議会のメンバーで残っているのは植木先生ぐらいになるからね、当時の。だからそういうことで、議会というのはしつこく自分たちの地域の要求というのを実現させるということを、地域の要求というのは港区全体のね、一貫性を持っているが、行政が一貫性がないということはこれは不幸な事態ですよ。  議会は4年に1回関門をくぐらなきゃいけないわけ。ところが、あなたたちは職につけばよほど、懲役刑なり禁固刑以上を受けなければ職員をやめなくても済むんだよ。罰金刑だってやめなくて済んじゃう。おれたちは罰金刑を受けたら、本当にこれは大変な事態なんだ。そこに安閑としているんじゃないの、理事者のほうは。よって先ほどのレインボーブリッジのときにも当時約束した人が今、ゆりかもめの社長になっていると。いい加減な人と約束したな、社長になっているなと。その責任を問う必要があるんじゃないのという言葉になるんですよ。そうならないように、再度処理場の中央公園の場合はね。これは当初は地域的な要求としてあったんだけれども、今は港区全体の要求、さらにはそれに端を発して三河島、砂町、それと葛飾等々、地域への還元施設ということで一つの下水を建設する場合の様式になっていったわけだ。中間施設で、いわゆる親しまれる処理場。そういう経過があるだけに、やはり、何も土地の高度利用というのは超高層ビルを建てたから高度利用じゃなく、いわゆる立体業務の中でやっぱり区民に親しめる、たとえ迷惑施設でも区民に親しめる施設としててやはり地域に開放していくというのが基本にすわってますのでね。私、職場をやめて20年以上たつけれども、16年間のやはりそういう考え方を構成したものが一片の理事者のやりとりで崩されるというのは我慢できない。当時、地域の人たちのいろんなコメントを見ながら、新たな土地を取得するには幾らぐらいかかるだろう、処理場の上に足を建てて公園をつくるのには幾らぐらいかかるだろうと。本来行政がやる仕事まで我々、地域の人たちの協力を得ながら組み立ててああいう方式を生み出してきているわけ。だから、それを崩されるというのは我慢できないんでね。だからその辺はちゃんと思い返して、引き継ぎを受けてないものについては引き継ぎをちゃんと受けて、いわゆる前倒しで工事ができるようにやってくださいよ。  そこで本題に入る。旧処理施設の基礎のほうはかなり困難さが、財政的な問題もあっていわゆる処理場のいうなれば半分ぐらいの改造計画につながる施設なんですね。ところが今回の高度処理施設。これは工事のいわゆる基本の設計の段階から上部利用、ここは当初の約束の上部利用には入っていないところですよ。この上部利用もやはり基本設計の中で組んで、処理場が供用開始すると同時にこの上部利用も供用が開始されるような手だてをやっぱり下水道局に取るように、これは要求していただきたいと思いますけれども、いかがですか。 ○土木計画課長(平賀誠君) 委員のご指摘のとおりで、私もそのとおりと思っております。今回の高度処理につきましても上部開放ができるように努力してまいりたいと考えてございます。 ○副委員長(北村利明君) そこで、高度処理施設というのは処理内容はどういう方式の高度処理施設か聞いておきたい。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 先ほどご説明しましたように、高度処理の方式は敷地の大きさによってかなりいろいろあるということでございます。下水道局の話では再構築計画全体の中で今研究をしているということで、現時点では高度処理の芝浦における方式は未定であるということを聞いております。  ちょっと説明が不十分で申しわけございません。図面で将来計画図がございますが、この中で汚泥処理施設も含めた形で、図面の最後に将来計画図がございますけれども、現在一番右側の新幹線の引き込み線を挟んだ部分にも高度処理施設をつくるということの想定で将来に向けて検討しているということで、方式についてはまだ未定だということでございます。 ○副委員長(北村利明君) いわゆる今の汚泥処理工場を中央処理場のほうに汚泥を送るというのが前回の都市計画審議会の中で提案されていた内容。まだ汚泥処理工場はそのまま存在しているけれども、そこにいわゆる貯留施設と高度処理施設、あわせて今回用地を新たに取得するところに高度処理施設という計画だと思うんですね。さっき、10年単位が20年単位ぐらいに延びちゃっているんだけれども、将来計画というのは何年単位ぐらいのところを考えているんでしょう、下水道局は。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 芝浦処理場関連の全体整備計画、現在聞いておりますのはその中に、先ほどご説明いたしました汚泥処理工場の撤去は平成10年度以降撤去予定というふうに聞いておりまして、高速処理施設、急速ろ過というものだそうですが、その程度につきましては平成12年度以降着工予定というふうに聞いております。あと、細かく言いますといろいろなものが逐次行われていくということだそうでございまして、高度処理施設につきましては平成12年度以降予定だというふうに伺っております。 ○副委員長(北村利明君) ぜひ、先ほどの水質汚濁を防止する上でも、いわゆるこの処理施設というのは非常に大切な施設なんでね、計画がスムーズに来るような手だてをしていただいて、やはり区としても協力をしていく必要があろうかというふうに思うんです。ただ、これは万歳ですべて協力ということじゃなくね、やはり地域への還元施設を適切にやっぱり提供させるという形でやはり努力していく必要があろうと思うんですね。よって、先ほどの土木関係の理事者の答弁とあわせてやはり下水道局に、いわゆる議会にも、議会というのは港区議会ですよ、年次計画がはっきりわかるような資料として下水道局に調製させて、それで公表するように求めていただきたい。これは要望です。  もう一つ、これ、要望なんだけども、今度の高度処理施設が用地として購入する運河沿いは、いわゆる下水処理場の放流口がある部分なんですね。この間も運河に渡った人たちは見たと思うんだけれども、ここにはテトラポットを置いて運河の対岸並びに運河そのものに放流口の影響が極力出ないような装置をとっている。これも一つの配慮だと思うんですね。その配慮が副産物を生みましてね、ここでカルガモが、皇居にいるような、あれが子育てしている場所なんですよ、ここね。だから、今でも行くと、大分大人と同じぐらいの体になったやつがずらっと一列に並んで夕方いますよ。あるいはテトラポットの上にちょこんととまってね、羽を休めているなんていうのが結構あるんでね。やはりこれ、貴重な芝浦・港南地域でのカモの生息地になっているんでね、これはそれに影響を与えないようなことを十分配慮した工事、工事の場合はよ、やっていただきたいということを強く要望していただきたい。  子育てのときはかわいいもので、カモとウグイとカモメとカラスが共存して楽しくいるんですよ、ここね。これ、都心の中でこういうのは珍しいし、ぜひその環境を守るよう。  これは先ほどの港湾局との関係にもなるんだけども、どうしても護岸補強を工事のときやられるわけですね。ここの運河というのはかなり幅が広い運河なんでね、いわゆるかみそり護岸でなく自然の護岸にしてね。さっきゴカイの話があったけど、ゴカイが育つような環境にして魚もここで産卵できるような、ゴカイも発生するような、そういう護岸ね。これは港湾局と下水道局との関係になると思いますけどね、これは双方にそういう要望をしていただきたいということを最後に要望しておきます。本当に釣りができて……。釣りというのは人間の本能をくすぐるものですからね。ぜひ、それは存続させていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長(きたしろ勝彦君) よろしゅうございますか。  それでは「東京都市計画下水道の変更について」、報告を終わります。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) 今3時ですので5分休憩をさせていだたきます。  なお、本日は4時に理事者のほうで約束ごとがありますので、そこまでの審議時間といたしますので、ご協力方前もってお願いをしておきます。5分間休憩をいたします。                   午後2時55分 休憩                   午後3時01分 再開 ○委員長(きたしろ勝彦君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  報告事項(3)「都市計画法及び建築基準法の改正による新用途地域の決定に伴う地区計画等都市計画変更について」を議題といたします。理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 報告事項の3番ということで「都市計画法及び建築基準法の改正による新用途地域の決定に伴う地区計画等都市計画変更について」ということで、場所的には六本木・虎ノ門地区計画田町駅東口地区開発地区計画、品川駅東口地区開発地区計画がございますが、同じものでございますので一括してご説明をさせていただきます。  今回の都市計画変更は平成4年の法律改正によりまして、ことしの5月31日に新用途地域が決定をしたことに伴う変更でございまして、港区では既に都市計画決定をされております六本木・虎ノ門地区の地区計画と田町駅東口地区及び品川駅東口地区の再開発地区計画の3地区が該当いたしますので、同様の変更を行うということでございます。これにつきましては都市計画法16条の公告・縦覧期間が10月28日から11月18日までということになってございまして、今後都市計画の手続きにもっていくということでございます。  まず資料でございますが、資料No.3、これが六本木・虎ノ門地区の地区計画の変更の原案でございます。1ページから3ページ目までが計画書でございまして、4ページに変更の概要、それから5ページに計画図のコピーがございます。1ページは名称、位置、面積となってございまして、この辺につきましては変更はございませんので説明は省略をさせていただきたいと思います。  2ページ目でございます。2ページ目は地区整備計画、地区施設の配置及び規模。これにつきましても変更はございません。  3ページ目の建築物等に関する事項の上のほうの建築物等の用途の制限。これにつきまして変更があるということでございます。それで、この一番下に書いてございますけれども、理由といたしまして先ほどご説明したような法改正に伴います表記上の整合等を図るということでございまして、変更の内容ということで4ページ目をお開きいただきたいと思いますけれども、旧ということで建築基準法の「別表の第二(ろ)項第1号、2号、4号、6号、7号に掲げる用途に供する建築物は建築してはならない」ということでこの計画内容になってございますけれども、この建築基準法が改正になっておりますので、新のほうの「建築基準法別表第二(に)項第1号、第2号、第5号、第6号に掲げる用途に供する建築物は建築してはならない」という形で変更するということでございます。  それから、あわせて備考欄につきましても削除をするということでございまして、当初の都市計画決定の平成元年7月、法律改正による変更が平成5年7月でございまして、平成5年6月25日の新法施行に伴いまして、新用途地域の決定するまでの経過措置として備考欄に改正前の基準法との記載の都市計画変更を一部行ったということで、これらについて削除をするということでございます。内容的には、これは基準法の改正に伴いまして別表が新しい用途地域に対応する形で整理されておりますので内容の変更ではございませんで、そういう引用条文を変更するという中身でございます。  それから資料No.3−2でございますが、これは田町駅の東口の再開発地区計画の変更でございまして、これは東京都決定の案件でございます。したがいまして1ページ目が東京都知事からの「再開発地区計画の変更の原案の公告について」という縦覧の依頼文でございます。  それから、2ページ目から4ページ目までが計画図でございます。それで、5ページ目が変更の概要でございます。6ページが計画図ということになってございます。  それで、変更の内容が5ページでございます。理由といたしましては先ほどと同じでございまして、法改正に伴いまして表記上の整合等を図るための再開発地区計画の変更ということでございます。  それで5ページ、建築物の用途の制限ということで、旧といいますか、「次に掲げる建築物は建築してはならない」ということで「(1)建築基準法別表第二(ろ)項第4号に掲げるもの」、「(2)建築基準法別表第二(に)項第3号及び第4号に掲げるもの」、「(3)建築基準法別表第二(ほ)項に掲げるもの」という表記が新しく、「次に掲げる建築物は建築してはならない」ということで「(1)建築基準法別表第二(ほ)項第2号に掲げるもの」、「(2)建築基準法別表第二(ち)項第3号及び第4号に掲げるもの」「(3)建築基準法別表第二(り)項に掲げるもの」というふうに整合をとるということでございます。  それから、資料No.3−3でございますが、これが品川駅東口地区再開発地区の変更についてでございます。この案件につきましても東京都決定の内容でございます。したがいまして1ページ目が東京都知事からの「再開発地区計画の変更の原案の公告について」という縦覧の依頼文でございます。
     1ページから4ページまでが計画書でございまして、5ページが変更概要でございます。6ページ、7ページは計画図ということになります。  それで5ページ、変更の概要でございまして、建築物の用途の制限の事項は先ほどの2件と同じように変更になっているところでございます。旧では「次に掲げる建築物は建築してはならない」ということで、「「建築基準法別表第2(に)項第4号に掲げるもの」、「建築基準法別表第2(ほ)項に掲げるもの」。新といたしまして「建築基準法別表第2(ち)項第4号に掲げるもの」と「建築基準法別表第2(り)項に掲げるもの」ということで変更する、整合を図るという内容でございます。  それで、これの都市計画変更、こういう法改正に伴う整合を図る都市計画変更につきましては、先ほどご説明いたしましたように原案の縦覧等に今入ってございまして、既に広報『みなと』10月21日号でお知らせをしているということでございます。  今後の予定といたしましては、都市計画法17条に基づく都市計画案の縦覧が12月11日から12月25日に行われますので、その際に正式に港区に意見照会がまいりますので、その際再度建設常任委員会のほうにもお知らせをし、都市計画審議会の議論を経て東京都に回答していく、こういう流れになりますのでよろしくお願いしたいと思います。以上で説明を終わらせていただきます。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 説明は終わりました。ご質問どうぞ。 ○委員(藤田五郎君) 3とおりの都市計画の変更ということですけれども、幾つかお聞きしたいんですけど、まず資料No.3−1ですね、これは。六本木・虎ノ門地区計画の中で、この一番最後の図面、5ページですか、あるんですけれども、この地区内には公共的な施設とか区道とか、そういうものが混在しているところなんですけれども、その辺は既に都市計画がされているということなんですけども、公共の関連でちょっと説明してもらえますか。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 当然、道路なんかあるわけですけど、公共の施設としては大蔵省の財産である住宅であるとか、農林水産省の青果技術研修館とか、そういう国の関係の施設がこの中ではございます。 ○委員(藤田五郎君) 今、大蔵省とか国の施設ということですけれども、そういった計画以前に既にいろいろ対応とかなされているということですか。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 具体的にはこの地区計画ですべてものが決まるわけじゃございませんで、いろいろな改築だとか整備の向きがあるときにこういう地区計画という都市計画の枠といいますか、こういう目標に沿っていろいろ施政が働きますし、誘導もしていくということなんで、具体的な動きがあるものもあればないものもあるということになるかと思います。 ○委員(藤田五郎君) あと、A−1街区というんですか、ここにもちろん住宅を建てていくというか、そういう方向があるかと思うんですが、その辺ちょっとわかりましたらお聞かせ願えますか。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 具体的には、このA−1という地区につきましては既にビルが建っているところもありますけれども、かなり古いものもありますが、具体的にこういうご時世で改築計画の話が区にあるということは現在私どもは掌握してございません。 ○副委員長(北村利明君) 一つだけね、これで終わらせたいと私は思うんですけれども、いわゆる今回の変更の中でいわゆる建築基準法の別表を記載しているわけです。これを見たんでは制限するべき建物が何と何があったのかというのは基準法を持ってこなきゃわからない。そこでお聞きしたい、建築課長とか都市計画課長を外したところで。そらで別表2のほう、第2号に掲げるもの、これ、1、2、3、どういうものが制限されているか答えられる方いますか。外した人。  土木のほうだって他人事じゃないんだよ、聞いているんだから。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 資料として不親切だよということも指摘があると思うんで。 ○都市計画課長井伊俊夫君) 確かにこれだけ見ていただきますと、到底よくわからないわけですけれども、実は新旧対照表というものをいろいろやってみますと、引用しているところがいろいろ飛ぶという状況がございまして、ちょっとこういう感じのものに……。なかなか一言といいますか資料でご説明がしにくい状況がありますので、ちょっとその辺はわかりやすい資料を取り寄せさせていただきまして、後ほどお手元にもし可能ならちょっと検討はさせていただきます。基本的には、用途地域が変わったことによりましてそれぞれに対応した別表が変わったということで、内容的な変更は基本的にはないわけですけれども、何がどうなったかということは確かに引用だけではわかりにくいんでちょっと工夫させていただきまして、後ほどお手元にでも届けさせていただきます。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 例えば、部屋に帰れば両方見ればわかるんだけれども、資料として出すときにはもう少し親切にしてくださいよということのご指摘があったやに感じるわけですよ、その辺のところ。 ○副委員長(北村利明君) やはり我々も事前にこの報告書が出されているから、それを基準法をもってきて、これはどうなんだ、あれはどうなんだと聞くのが私たちの務めかなというふうに思うんですよ。しかし、これ全部関連する資料を持ってくるというのはこのスペースでは足りないんで、それぞれの委員が。だから、できればもう少し親切に、「制限すべき建物で次に掲げるもの」なんていうんで条文がぱぱっと出ているけれども、その条文ぐらいは抜き書きして補足資料で出すような形でこれから考えてくださいよ。  それというのは、都市環境部関係での質問をやっているときは土木の人たちはぼーっとしている感じだし、土木のときはこっちははーっとしている感じでね。委員は緊張しっ放しなんだよ。そうでもない人もいるよ。どっちかいったりあっち行ったり、私、どうしたらいいでしょうなんて人もいるけれども、これは無責任時代を生きている人たち。それはね、区民がちゃんと判断する問題ですから。少なくとも緊張しっ放しなの、普通は。だからやっぱり、その辺の資料を調製するとき巻紙になるのは全部つなげるから巻紙になるんで、巻紙にならないやり方だってあるでしょう。巻紙というのは大体日本人は好んでいるからね。巻紙だったら巻紙でいいですよ、わかれば。そういうことを要望して、ほぼ委員長の言ったのと同じ内容になるかと思いますけれども、よろしくお願いします。  それで、これ、何を制限しているのか、ちょっとそれ。 ○建築課長(山田憲司君) 建築基準法の関係ですので私のほうから答えさせていただきます。  9項でまず六本木・虎ノ門地区ですけれども、制限いたしておりましたのはマージャン屋、パチンコ屋、射的場その他これらに類するもの、それから自動車教習場、それに床面積の合計が15平米を超える畜舎、それから床面積の合計が50平米を超える自動車車庫、これには一部ただし書きで除外されるものもあります。それから、倉庫業を営む倉庫。それから、劇場、映画館、演芸場または観覧場。さらに料理店、キャバレー、ダンスホールその他これらに類するもの。次に、個室付浴場業に関わる公衆浴場。それから、これも規模、内容によって除外されるものがありますけれども、工場。それから、危険物の貯蔵または処理に供する建築物で基準法施行令130条の9で定めるものということでいろいろ、マッチの製造ですとかセルロイドの製造、こういった類のものがございました。今回の改正によりまして制限強化になるということで追加されたものが勝ち馬投票券の発売場、場外車券売り場、それからカラオケボックス、それからナイトクラブ、さらにヌードスタジオ、のぞき劇場等ですね。それから、危険物の種類として増大していまして、アセチレンガスの貯蔵または処理、こういったものが制限強化になっております。一方、制限の緩和といいますか、縛りの規模が緩くなっている部分がございまして、自動車車庫が従来50平米だったものが300平米まで。それから、付属車庫の面積として従来3分の1までの制限だったわけですけれども、車庫以外の延べ面積まで緩和されてございます。それから、同じく付属車庫が1階のみということであったものが2階までと。主要なところではこういったところが制限の緩和になってございます。  それから田町駅東口につきまして、従来の制限されておりました用途ではマージャン屋、パチンコ屋、射的場、その他これらに類するもの。それから、料理店、キャバレー、ダンスホールその他これらに類するもの。個室付き浴場業に関わる公衆浴場。それから、原動機を使用する工場で作業場の床面積の合計が150平方メートルを超えるもの。ただし書きで除外されるものもございます。それから、いろいろな工場として多数あるわけですけれども、玩具、煙火、これは花火だと思いますけれども、その製造。それから、アセチレンガスを用いる金属の工作、こういった工場が禁止されてございます。今回の改正によりまして制限強化になるものとしては、勝ち馬投票券の発売場、場外車券売り場が追加されております。それから、ナイトクラブが同じように制限強化という形で追加されております。また、ヌードスタジオ、のぞき劇場等も強化ということで追加されてございます。さらに、危険物の種類が増大したということで工場での制限強化で対象となっているものがございます。また、制限の緩和といいますか、こういった面では待合というものが従来基準法の中にあったわけですけれども、それが用語としても、たしかなくなったと思いますので、それが廃止になっております。主だったところでは以上です。  それから、品川駅の東口ですけれども、従来の制限、別表からずっと挙げていきますと、建築してはならない用途として個室付き浴場業に関わる公衆浴場、それから、原動機を使用する工場で作業場の床面積の合計が150平方メートルを超えるもの、これについては除外されるものもございます。それから、先ほど田町駅で申し上げましたものと同様の工場が制限をされてございまして、今回の改正によりまして制限強化になるものはヌードスタジオ、のぞき劇場と、それから危険物の種類が増大したことに伴う工場。主な、今回の法律改正に伴う変更は以上です。 ○副委員長(北村利明君) この内容は今言われたような内容だと。これを3行で全部終わらすというのは非常に無理があったことなんで、先ほどの要望は今後生かしていただきたいと思います。  そこでちょっとお聞きしたいんだけども、田町駅東口の今回か従来からの制限なのかわかりませんけれども、料理屋というものが一つあったけれども、料理屋もつくっちゃいけない。それで、料理屋というのはどういうイメージのものを料理屋というのかね。 ○建築課長(山田憲司君) 料理店の解釈でございますけれども、風俗営業といいますか、飲食に伴って婦女の接待というようなものがつくものを料理店というふうに解釈をしてございます。 ○副委員長(北村利明君) すると、僕が通常言う料理屋というのは、婦女の接待というのはお酌をしたり脇にはべったり、前に座ったり、そういうのを婦女の接待というの。それともお運びというかな、ちゃんとカウンターから料理したものを持ってきて置くだけを、これは接待と言わない。非常にその辺あいまいだと思うんですよね。例えば料理屋という名称を使った店があるんですよ。例えば魚河岸とか野菜市場というようなところの名前のね。特定の企業の名前を言いたくないんで、そういう言い方なんだけども。それが入ってたり。場所によってはそういう、何か、今使っていい言葉なのかな、芸者さんとか仲居さんとかね、そういう人がはべっているのと同じ系列の店は同じものかなと思うんだけども、いろいろあるんだよね。それだと今回できたグランパークの中に結構そういうものがあるんで、単なる食堂の料理屋の違い、その辺ちょっとね。何か違法なところに行きたくないからね、私は。いわゆる地ビール工場が本体が完成しても仮設の建物と存在していたり。 ○建築課長(山田憲司君) 通常、一般に利用する店につきましては基準法上では飲食店という形で用途を示してございまして、料理店ということについては風営法の対象になるものということでとらえておりますけれども、詳しくは今ちょっと資料を取り寄せておりますので、それで答弁いたしたいと思いますので。よろしくお願いします。 ○副委員長(北村利明君) 単なる飲食店だってはべらしているところはあるよ、いっぱい。変な話だけど、夜中を過ぎて食事の提供をしなければ営業はできないなんていうんで、僕らの若いときはバーと言ったんだけどね。バーで簡単なものを時間が過ぎるとつくって提供して飲食店並みだったら営業が続けられるとか。ちょっとあいまいな感じがしたんでね、今ちょっと聞いているんですよ。これはね、後でもいいけれども最終的なときまでに、きょうの最終じゃないよ。この改正がされるまでの間に委員会のほうにちょっとわかりやすくつくっていただけますか。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 風営との関係で当然出てくるね。 ○副委員長(北村利明君) 風営との関係だとそういう用語の使い方じゃないと思うんだけどね。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 料理店と飲食店とか保健の許可と警察、公安の許可とか、その辺のところも当然だぶってきているんだと思うんだ。だから、その辺のところも含めて。 ○建築課長(山田憲司君) 料理店と飲食店の相違点につきまして調査をいたしまして、次回の委員会等にまたご報告いたします。 ○副委員長(北村利明君) もう一つは、六本木のときに15平米を超える宿泊場という言い方をしているんだけれども……。 ○建築課長(山田憲司君) 畜舎ということで家畜の畜でございます。申しわけございません。 ○副委員長(北村利明君) 僕はわらに生活したことないから、ちょっと……。それはいいけど。畜舎ね。馬とかそういうのが入っている小屋ね。馬は大体何平米ぐらいになる。馬は飼えないけれどもブタは飼える。学校のウサギ小屋、15平米を超えるところは結構あるな。ああいう畜舎。 ○委員長(きたしろ勝彦君) それでは質問。よろしいですか。  それでは報告事項(3)「都市計画法及び建築基準法の改正による新用途地域の決定に伴う地区計画等都市計画変更について」は報告を終わります。  なお、きょうは4時までですので委員の皆さんにご協力をお願いをしておりますけれども、日程変更をさせていただいて、本日の次の予定でございました「東京都市計画汐留地区再開発地区計画の変更(原案)について」と、その他の中の「港区景観マスタープラン(素案)説明会について」を後日ということにさせていただいて、それ以降「土地の購入」2件、「大規模建築物建設計画等について」を報告を求めたいと思います。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) (6)「土地の購入について」。 ○都市計画事業担当課長(伊藤博君) 10月28日の資料の資料No.8でございます。これにつきましては10月に閉会しました第3回定例会で用地買収事業といたしまして補正予算のお願いをしました都市計画道路補助310号線の港湾局用地の土地の購入についてのご報告でございます。  1といたしまして物件の表示でございます。所在が港区海岸三丁目22番3ほかになります。地目は宅地ほかでございます。地積が394.33平方メートル。  2の購入価格が2億1,002万3,859円。1平方メートル当たり53万2,609円でございます。坪当たりでは175万7,609円でございます。  3の契約の相手方は東京都でございます。目的といたしまして310号線の事業用地の取得というところでございます。  2ページ目をごらんいただきます。2ページ目は対象地の案内図でございます。海岸通り沿いのところでございます。  3ページ目が対象地の公図の写しでございます。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 報告は終わりました。ご質問がございましたらどうぞ。  よろしいですか。いいですか。  なければ、報告事項「土地の購入について(補助310号線港湾局用地)」を終わります。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) 次、(7)「土地の購入について(補助123号線中日新聞社用地)」。 ○都市計画事業担当課長(伊藤博君) 資料No.9でございます。これも第3回定例会で補正予算をお願いしました品川駅東口地区の補助123号線の中日新聞社の土地の購入についてでございます。  1の物件の表示でございます。所在が港区港南二丁目8番30番の一部、地目は宅地でございます。地積は165.38平方メートルのうち、買収するところが28.01平方メートルでございます。  2、購入価格は7,352万3,449円。1平方メートル当たり262万4,900円でございます。1坪当たり866万2,170円でございます。  契約の相手方は中日新聞社でございます。  目的は補助123号線事業用地の取得でございます。  2ページ目をごらんいただきますと、案内図でございます。品川駅の東口の補助123号線の海岸通りとの隅切り、中日新聞社でございます。  3ページ目が今回買います公図の写しでございます。黒く塗りつぶされました28.01平方メートルでございます。以上でございます。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 報告は終わりました。質問はございますか。 ○副委員長(北村利明君) 結構いい値段になっているんだけどもね、これは物件保証なんかはある。 ○都市計画事業担当課長(伊藤博君) これは土地だけでございます。物件保証につきましては補正予算の中でもお願いしておりますけれども、工作物としてここに水道の150ミリという太い管がございます。それから、花壇等の工作物の移転費用としてこのほかに630万円7,547円を使わせていただいております。               (「簡単に言うよな」と呼ぶ者あり) ○副委員長(北村利明君) 疲れがばーっと出て、立つ元気もなくなるような話なんだけどもね。150ミリ管をどういうふうに引き直すの。 ○都市計画事業担当課長(伊藤博君) 150ミリ管がこの公図の写しの三角のところに引き込み管が入ってございます。150ミリ管になりますと非常に取り口が大きいもので、私どもが買わせていただくところに水道管があって更地化ということではございませんので、それを海岸通り側から現在中日新聞が売っていない、所有しているところから引き込むということで、約七、八メートル引き直すという費用が水道管関係で約二百数十万円かかるというところでございます。 ○副委員長(北村利明君) この際だから水道管の引き直しをすると。それで、いわゆる道路の下に水道管が入っているところはいっぱいあるんだよ。だから構造的には何の支障もないけれども、この際引き直してやるというだけのもんだね。それ以外ないだろう。そのぐらいのサービスをしなけりゃ土地を売ってくれないと。 ○都市計画事業担当課長(伊藤博君) こういう場合には更地化が原則でございます。それで、本人様の所有物が地下にあっても困るということで本人様は公道から最短で引き込む、自分のところへ引き込むということでございますので、今回この三角の部分を横断していますと私物が地下にあるというところを整理するために最短のところへ引き直すということでございます。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 質問はなし。 ○副委員長(北村利明君) なしじゃなく、だめよ。話の過程でいわゆる、こういうふうになっていったと。それともあれだよ、いわゆる150ミリ管というと鉄管。鉄管メーターはどこについていますか。 ○都市計画事業担当課長(伊藤博君) ここには詳細図がございませんけれども、この28メートルのところに量水器がございます。量水器がうちが用地買収するところにございますので、その量水器から本管の取り付けのところを移動させなくちゃいけない。それから量水器も公道には置いておけないということで移設させていただく。 ○副委員長(北村利明君) 8−30のところというのは、建物の構造体がまだ大分中に入っている部分。よってこの三角の中に量水器を移すだけの工事で本来済むんだよ。ところが今の話だと8−26のところに構造体を持ってくるということでしょう。いわゆる用地を買収するときに、そこに管が入ってたんじゃ将来にわたっていろいろ問題だからということでこの際取り付け場所を変えると、本管からの取り付け場所を変えるということですよね。 ○都市計画事業担当課長(伊藤博君) まさしく黒で塗りつぶされた、うちが用地買収するところに私物があってはならないということで、今回の場合は8−30の脇のところで引き込みをまたやり直しているということでございます。 ○副委員長(北村利明君) 排水管と給水管と施設管の違い。 ○都市計画事業担当課長(伊藤博君) 給水管といたしまして、ここに水を給水している、今回管がこの用地買収のところにございます。排水管については、今回この用地買収のところにはございませんので、その保証については見ておりません。 ○委員長(きたしろ勝彦君) それでは、報告事項「土地の購入について(補助123号線中日新聞社用地)」については報告を終わります。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) 次、(8)「大規模建築物建設計画等について」報告を求めます。 ○建築課長(山田憲司君) 11月6日の資料No.1でございます。「大規模建築物建設計画等一覧表」といたしまして、右の四角に書いてございますけれども、9月14日から10月31日までの分といたしまして第4回の8年度の報告となるものでございます。  1ページ目が一覧表で、今回5件ございます。2ページ目が港区の全域におけます位置をそれぞれの番号によりまして示したものでございます。  一番目が事業者等が片岡物産株式会社。地名、地番といたしまして新橋六丁目1O8−2ほかでございます。用途が事務所と住宅でございます。敷地面積800.08平方メートル。延べ面積が5,365.94平方メートル。鉄骨・鉄筋コンクリート造で地下1階、地上9階でございます。標識の設置日で9月9日で、届けの写しを受理いたしました日付が9月20日でございます。住宅協議の状況といたしましては協議済みということで3LDKの1戸ということでございます。陳情、それから確認申請は今のところございません。説明会等の報告書は提出されてございます。この1番に関しましての住宅地図での配置が3ページ目、それから、標識設置届けの写しが4ページということで資料のほうを作成してございます。  次に2ですけれども、事業者等が田村町興産株式会社、新橋四丁目32−1Oほかでございます。用途が店舗、事務所、住宅。敷地面積が1,037.14平方メール。延べ面積が7,260.27平方メートル。鉄骨・鉄筋コンクリート造で地下2階、地上10階でございます。標識の設置日が10月7日、届けの写しの受理日が10月15日でございます。住宅協議の状況は未協議でございまして、陳情、報告書、それから確認申請等いずれも現在のところございません。5ページ目、6ページ目に住宅地図の写し、それから標識設置届けの写しでございます。  次に3が事業者等が丸紅株式会社、場所が白金六丁目252−3ほかでございます。用途は共同住宅。敷地面積が3,094.81平方メートル、延べ面積が1万1,850.57平方メートル。鉄骨・鉄筋コンクリート造で地下4階、地上14階。標識の設置日が10月19日。届けの写しの受理日が10月30日でございます。住宅協議の状況は未協議。陳情、報告書、申請等、これも現在のところございません。7、8ページに住宅地図、それから設置届けの写しを添付してございます。  次に4番目が事業者等が西武鉄道株式会社、場所が高輪四丁目10−30。用途といたしまして映画館、ボーリング場ほかでございます。敷地面積が5万104.94平方メートル。申請部分の延べ面積が2万9,000平方メートル。構造といたしまして鉄骨・鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、地下1階地上5階の計画でございます。標識の設置日が10月16日、写しの受理日が10月30日、住宅協議の状況は未協議でございます。陳情は現在提出がございます。報告書、それから確認申請についてはまだ出されてございません。9ページ、10ページに住宅地図と設置届けの写しを添付してございます。  最後に5番目といたしまして、事業者等が住宅・都市整備公団東京支社ほか2名でございます。場所が台場16−1。用途といたしまして4棟ございますけれども、1、2、3号棟が共同住宅、4号棟が店舗ということでございます。敷地面積が1万3,536.85平方メートル、延べ面積は4棟合計いたしまして7万9,204.73平方メートルでございます。構造が鉄筋コンクート造、一部鉄骨造で、4棟に分かれますけれども、そのうちの1棟につきましては地下1階、地上32階、ほか3棟でございます。標識の設置日が10月18日、届けの写しの受理日が10月30日。住宅協議の状況が協議済みでございます。陳情、報告書、それから確認申請、この場合は計画通知になりますが、これはいずれも現在のところございません。11ページ、12ページが住宅地図と設置届けの写しでございます。以上です。 ○委員長(きたしろ勝彦君) 説明は終わりました。 ○委員(井筒宣弘君) すみません、初歩的な質問をさせていただきますれど、質問の仕方によると、この一覧表をつくったのは建築課のどなたですかということになっちゃうんですけど、そこまで言いませんけど、2番と3番のこの代表取締役、両方とも、これと標識設置届けの名前が違っているのはどちらが正しいんですか。辻亨になっているのと、吉野じゃなくて古野。 ○建築課長(山田憲司君) 申しわけございません。ご指摘のとおり2番につきましては設置届けにございますとおり古野でございます。それから、3番につきましても亮ではございませんで、設置届けである亨でございます。以後間違いのないようにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員(藤田五郎君) 4番目の西武鉄道の陳情というのが出されているというのは、いつ出されて中身はどのようなのか、ちょっと教えてもらえますか。 ○建築課長(山田憲司君) 陳情の出された日付については、ちょっと今手元に陳情がございせんのではっきりしたところはわかりませんけれども……。失礼いたしました、10月の中旬でございます。それで陳情の内容といたしましては、この建設に伴いまして交通量が増える懸念があって、それに伴って、マンションにお住まいの方々でございますけれども、従来の住環境に影響を及ぼすというようなことで陳情をされているということでございます。 ○副委員長(北村利明君) 台場の住宅ですけれども、1号棟から4号棟まで4棟建つと。それで建築主が公団、公社、東京都。これはどういう住宅の種類になるのかちょっと聞かせていただけますか。都営なのか公団なのか。 ○住宅課長田中隆紀君) 現在聞いているところでは1号棟が公団住宅、2号棟が公社住宅、3号棟が都営になると聞いております。 ○副委員長(北村利明君) すると4号棟は、これは店舗。地上2階、地下0階。店舗、これはどこが建てる店舗。 ○住宅課長田中隆紀君) ちょっと、4号棟の具体的なことは中身については私どものほうで把握しておりませんが、いずれにしても住宅のほうはそういうことで現在……。住宅につきまして全体の一体開発で既に協議済みになっておりますけれども、今回新たにまた住宅建設ということで、具体的な内容についてはまた一斉協議という形になりますけれども、現在のところ3棟でという話を聞いております。 ○副委員長(北村利明君) それぞれの戸数。 ○住宅課長田中隆紀君) 全体的にはですね……。1号棟、住宅公団369戸、2号棟の住宅公社が310戸、それから3号棟都営住宅が31戸ということで今聞いております。 ○副委員長(北村利明君) 学校への日陰などは、これはどうなっていますか。ちょうど、この位置図のそのままの方向だと……。 ○住宅課長田中隆紀君) 余り正確ではないんですけれども、一応方位から見ますとそれほど影響はないんではないかと今感じております。ちょっと、具体的に高さを見て計算したものではございませんけれども、方角的にはそんな感じがちょっといたしております。 ○副委員長(北村利明君) これ、要望にしておきますけれども、公団、公社、都営、都営のほうでも1種2種いろいろあると思うんですよ。それぞれの戸数と部屋の広さね、これは既に設計が終わっていると思うんですよ、全部、1、2、3までは。それ、次回にでも簡単に図面なり表なりにして出していただけますか。 ○住宅課長田中隆紀君) わかりました。 ○委員(井筒宣弘君) すみません、住宅課長。実は555戸、1,850人という当初の計画の中にこれは入ってたんですか、入ってなかったんですか。
    住宅課長田中隆紀君) 当初のもの、これは入っている計算です。 ○委員長(きたしろ勝彦君) よろしいですか。 ○副委員長(北村利明君) 戸数合わせしたら、ここは民間がやるということでしたところだけど、戸数合わせしたのね。 ○住宅課長田中隆紀君) この街区での計画では一応600戸ということで全体の数が出してあるわけで、今回予定しているのは710戸ということで110戸多めになっております。そういうことで十分に、当初の計画はクリアしているのではないかと思っています。 ○委員(井筒宣弘君) ありがとうございました。 ○副委員長(北村利明君) もう一つ、1分で終わると思うんだけども、西武のところの用途。これ、商業地域とあと住居という認識でいたんですけれども、これ、どっちかにまたがっていれば第2種住居のあれで、映画館だけでは第2種になるか。 ○建築課長(山田憲司君) この敷地の場合、2つの要素にまたがる場合には過半の用途で制限が変わってくるわけですけれども、この場合には商業地域が過半ということで、映画館については可能というふうに考えられます。 ○副委員長(北村利明君) そこでちょっと困るんだけども、困るというのは、いわゆる商業と第2種住居の境は、わかりやすく言うと標識設置の図が大体全体の概要を示しているかなと思うんだけど、どの辺になりますか。用途の過半ということになっているんですね。 ○建築課長(山田憲司君) 用途につきましては過半の用途地域のほうの制限で制約がかかるということでございまして、その敷地の過半が商業地域のほうが過半であれば商業地域に建設可能なものは建てられると。 ○副委員長(北村利明君) 境はどうなっている。1分を超えちゃったら困るからね、僕も必死になっているんだけども。今回、計画に関わる部分で建築面積6,600平米、延べ面積のうちの4分の1強だね。今回の改築のところはどの辺の部分に入るんですか。それと同時に、このホテルというのは一つの敷地の中にいろんな棟があって関連の建物という形で、いわゆる1団地の計画で済むのかなというふうには思いますけれども、映画館がホテル業務とどういう関連があるのか。それも勉強しておいてください、次までに。今、時間がないから。これは報告途中ということにしておいてもらいたい。ちょっと気になるところ。 ○委員長(きたしろ勝彦君) いいですか。答弁を後日ということにして、一応他のことに関しては終わりたいと思います。  それでは報告事項はとりあえず、答弁を残して終わりたいと思います。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) 次、審議事項。請願7第8号から、先ほど審査の中止をご了承いただきました日程6を除きまして15請願について、本日は継続といたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(きたしろ勝彦君) では、継続をさせていただきます。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) 次に発案7第7号「建設行政の調査について」も本日継続といたしたいと思います。よろしゅうございますか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(きたしろ勝彦君) では、そのようにさせていただきます。     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) その他ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)     ──────────────────────────────────── ○委員長(きたしろ勝彦君) それでは、以上で本日の委員会を終了させていただきます。                   午後3時59分 閉会...